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“Rotten Symphony”
2021年1月29日(土) - 2月27日(日)



CAVE-AYUMIGALLERYでは2022年1月29日(土)より2月27日(日)まで、赤羽史亮の当ギャラリーでは初となる個展を開催いたします。 赤羽は1984年生まれ、2008年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。現在は長野県を拠点に活動しています。
絵画を通して生命を肯定したいという赤羽は、これまで多様な生物の圧倒的なエネルギーをモチーフに、人間の根源的な欲望と矛盾とが内包された世界を描いてきました。擬人化された植物や菌類たちは鑑賞者に親しみを持って語りかけますが、有機的に隆起する絵具のマチエールや色彩は、ダイナミックでありながらも生々しく繊細な表情を見せ、小さな連鎖によって絶えず生まれ変わり続ける生命体を想起させます。
赤羽は自身の制作について「糞転がしのように絵の具を集め、絵の具に翻弄されながら描く」と言います。作品からはモチーフと同時に作品の中に入り込み、絵の具を変化させながら描く赤羽の制作過程を見ることができます。
本展では、2021年から2022年にかけて制作された十数点の新作を発表いたします。
糞転がしはかつて太陽から生命を産み出す創造や再生の象徴として崇められたと言います。全ての生命との共存と調和をユーモアを交えながら訴えかける赤羽の新作をぜひご高覧ください。

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堆肥や森林の中の腐葉土、そこは排泄物が分解者たちによって別のものに生まれ変わり続けるダイナミックな空間です。それは私達の世界で絶えず鳴り響いている生と死を巡る交響曲です。
私の絵の前に立ったとき鑑賞者は昆虫や菌類になって自分の内側からも聞こえてくる音楽に耳を澄ますのです。
- 赤羽史亮

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赤羽史亮 Fumiaki Akahane

1984年長野県生まれ。2008年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。有機的に構成される絵具のマチエールや色彩が特徴的な油彩画や、ドローイングなどを制作。近年の主な個展に「Against gravity」(Token Art Center、2020)、「Compost Paintings」(アートラボはしも と、 2019)、グループ展「泥深い川」(icou、北上工務店となり、2020)、「国立奥多摩湖~ もちつもたれつつ奥多摩コイン~」)(Gallery αM、 2020)等。