Julia Retz, Nao Kikuchi, Kota Sasaki
" Not Yet, Not Gone — Between Here and There “
2026年1月24日(土)~2月17日(火)


定休日 水・木



Image1, ©︎Julia Retz “Territorial Expansion – Historical Heritage of São Paulo” 2024/Image2, ©︎Nao Kikuchi “ Brunnengasse” 2025/Image3, ©︎Kota Sasaki “Untitled” 2025

CAVE-AYUMI GALLERYでは、2026年1月24日(土)より、 Julia Retz、菊池奈緒、佐々木耕太によるグループ展「Not Yet, Not Gone — Between Here and There」を開催いたします。

本展は、現実に存在する空間や都市の要素を出発点に制作を行う三名の作家による展覧会です。彼らは、都市空間に内在する構造や断片をトレースし、それらを本来の場所から引き離し、新たな存在として立ち上げています。それらの作品は、記憶や記録の再現ではなく、現実から別の次元へと通じる静かな入口として機能します。

Julia Retz(ジュリア・レッツ)は、建築的イメージを可塑的なラテックスのオブジェへと変換し、皮膚と構造体のような性質を喚起します。レッツの作品は、歴史の器としての建築が背負ってきた権力構造の重みを映し出し、モニュメンタリティの脆さと強さの両面を露わにします。

菊池奈緒は、公共空間を歩きながら収集した窓や床、階段、タイルといったモチーフをもとに、セラミック作品を制作します。作品は、本来の機能性とは異なる次元で現れ、どこか見慣れた感覚を伴いながら、ノスタルジックな記憶を呼び起こします。

佐々木耕太は、新作において「月」をモチーフとしています。そこでは、上から見ることと下から見上げること、二つの視線が静かに交差します。

どこかへ行ってしまった場所でもなく、まだ完全に始まったわけでもない時間のなかで、それぞれの空間は新たな位相を帯びていきます。