伊丹 豪 Go Itami
“DonQuixote”
2022年12月2日(金) - 2023年1月29日(日)
※Winter holidays 28 December 2022 - 5 January 2023



CAVE-AYUMIGALLERYでは2022年12月2日(金)より、写真家、伊丹豪の個展「DonQuixote」を開催いたします。写真が持つ極めて高度な複製性や平面性について考察を続ける伊丹豪の、新作11点を、今冬刊行予定の新作写真集『DonQuixote』の出版に先駆けて発表いたします。またdot architectsとの会場構成コラボレーションにより、写真 / イメージの新たな解釈の可能性を提示いたします。ぜひご高覧ください。

 
アーティストステートメント
DonQuixote

画面内のもの全てに焦点が合っている。この作品を要約するとそう言えるだろう。
画面内のもの全てに焦点が合っている、とはどういうことなのか。

そこには、'見るべきもの'や、'見なくてもいいもの'という区分けがない。 そういう在り方自体が拒否されている。 この在り方が、写真に対する自分の態度であり、社会に向き合う自分の態度そのものだろう。 言語によって説明可能なことをただ信じるよりも、1枚の写真を見続けてみればいい。 その1枚へ連なる、あらゆる、全ての決定の結果が’写真’と呼ばれ、今、目の前に立ち上がっている。

目の前に垂れた細い糸をしつこくしつこく辿り続けたら400年以上も前に書かれたこの小説の序文に突き当たった。
この写真作品は、400年前の小説と似たパースペクティブを有している。
自己批評的で、外世界に対するつっこみであり、真剣なギャグのようでもある。

自覚的な決定の連続こそが、偶然という未知なるものを引き寄せると願って。

伊丹豪 Go Itami

1976年徳島県生まれ 。写真家。2004年第27回写真新世紀」で佳作を受賞。2015年、『this year’s model』で第27回「写真の会賞」(2015年)を受賞。主な写真集に『study』、『this year's model』、 『photocopy』(全て出版レーベルRondadeより)などがある。2013年に「study」(MOTTO BERLIN)、2015年に「this year’s model」(PLACE M)、2019年に「ENTAILMENTS JOURNEY」 (agnes b. galerie boutique)など、国内に留まらず海外での評価も高く、多数の展覧会を開催。2022年 自ら新レーベル「we are lucky friends」を立ち上げ、『伊丹豪写真集: GO ITAMI: PPCC vol.1』を出版。 HP https://www.goitami.jp/

会場構成について
dot architects 家成俊勝、赤代武志により2004年共同設立。大阪・北加賀屋を拠点に活動。建築設計だけに留まらず、現場施工、アートプロジェクト、さまざまな企画にも関わる。
HP https://dotarchitects.jp/

新刊について
写真集『DonQuixote』(出版 Rondade/デザイン 秋山伸)今冬刊行予定。
現在制作中の本書は、展覧会会場にてご予約を承り、準備が整い次第発売の予定です。
HP https://rondade-prototype.com/
HP http://editionnord.com/