Fumiaki Akahane 赤羽史亮
“Soil Psychedelia”
2023年11月10日(金)〜12月17日 (日)
※オープニング レセプション: 2023年11月10日(金) 18:00〜20:00

定休日 水・木


Soil Psychedelia, 2023, 2275×4865×80mm, oil, beeswax, cotton, and jute fiber on linen


CAVE-AYUMI GALLERYでは2023年11月10日より12月17日まで弊廊では約2年ぶりの個展となる赤羽史亮の個展「Soil Psychedelia 」を開催いたします。
絵画を通して、イメージと物質の間で制作を続ける赤羽史亮。前回の個展「Rotten Symphony」以来、赤羽の表現の幅は広がりを続け、留まることを知りません。今年、自身初となる美術館で開催された個展「SOILS AND SURVIVORS」(諏訪市美術館、長野、2023年)では、初期のタールのような油の塊りを感じさせる黒い絵画から、近年の砂や麻繊維、蜜蝋など様々な自然素材が取り込まれ万物を想像させる神聖な性質を帯びた作品まで、約60点を展示しその圧倒的な作品の存在感を示しました。
本展はこれらを経た赤羽の新作作品で構成され、長さ約5mに及ぶ大作も発表されます。現在の制作を「朝が来る時の自然の共鳴、日の出のようなダイナミズム、絶え間ない細胞分裂」と言う、赤羽の新境地をぜひご覧ください。
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Soil Psychedelia
僕がいつも心惹かれるのは足元の土の中で繰り広げられている世界です。
制作の際、その世界に僕は身体ごと入っていきます。
暗く湿気を帯びた、きのこや粘菌、昆虫たちが支配する世界で絶えず鳴っている音に僕は耳を澄ませます。
それは僕の身体の中から聴こえてくる音と共鳴して、その瞬間、僕は世界に触れることができるのです。
赤羽史亮

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赤羽史亮 Fumiaki Akahane
1984年長野県生まれ。2008年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。 主な個展に2023年「SOILS AND SURVIVORS」諏訪市美術館(長野)、2022年「Rotten Symphony」 CAVE-AYUMI GALLERY(東京)、2020年「Against gravity」Token Art Center(東京)、 2019年「SOMETHINKS『Compost Paintings』」[SUPER OPEN STUDIO 2019] アートラボはしもと(神奈川)、2017年「OILY YOUTH」武蔵野美術大学 gFAL(東京)など。 また、2023年「VOCA展2023 現代美術の展望 ─新しい平面の作家たち─」上野の森美術館(東京)、「口肛具譚」TALION GALLERY(東京)など グループ展にも多く参加している。
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また本展に際し、批評家の梅津元氏に土曜日に僕を呼びとめたもの—赤羽史亮の黒い絵を寄稿していただきました。ぜひ、あわせてご一読ください。